ドバイ移住のメリット10選!移住の条件や流れ、デメリットも解説

「ドバイに移住するメリットは何だろう…」と考える方もいるのではないでしょうか?

ドバイ移住のメリットは、日本に比べて税率が低いことや、グローバルな環境で生活できることです。しかし、ドバイには生活費が日本より高いというデメリットもあります。メリット・デメリットを把握しないと、移住に失敗する可能性があるでしょう。

そこで本記事では、ドバイ移住のメリット・デメリット、ビザ取得の条件などを解説します。本記事を読むと、ドバイでどのような生活ができるのかをイメージできるため、移住に失敗しにくくなります。ドバイ移住には多額の費用を要します。移住してから後悔したくない方は、最後までお読みください。

ドバイ移住のメリット10選

メリット

ドバイ移住のメリットを把握して、日本より生活しやすいかを把握することが重要です。ここではドバイ移住のメリットを10選紹介します。

  • 1. 日本より税金がかからない
  • 2. 治安がよいため安心して生活できる
  • 3. 女性や子連れでも生活しやすい
  • 4. 日本に比べて寒くない
  • 5. 英語力を向上させられる
  • 6. 世界の資産家や投資家とつながりやすい
  • 7. 世界各国に渡航しやすい
  • 8. 不動産投資により利益を得られる可能性がある
  • 9. 仕事・ビジネスがスケールしやすい
  • 10. 経済成長が見込める国に住める

それぞれ見ていきましょう。

1. 日本より税金がかからない

ドバイは税金がほとんどかからない「タックスヘイブン」の都市です。ドバイの税率は以下の通りです。

税金の種類 ドバイの税率 日本の税率
所得税 0% 5〜45%
住民税 0% 10%
相続税 0% 10〜55%
法人税 0〜9% 15〜23.2%
消費税 5% 8〜10%

ドバイは、日本に比べて税率が低いため、利益をほとんど手元に残せます。日本で年収1,000万円の場合、所得税が約84万円、住民税が約64万円かかります。一方、ドバイの場合、所得税と住民税が非課税なので、1,000万円をそのまま得ることが可能です。
関連記事:2023年6月にドバイで法人税が導入!小規模事業者向けの救済措置も紹介

2. 治安がよいため安心して生活できる

ドバイの治安は比較的安定しています。世界の物価・交通・犯罪率を数値化したサイト「NUMBEO」の2023年中旬の発表によると、ドバイの安全指数は世界第5位です。

  • 1位:アブダビ(UAE)
  • 2位:アジュマーン(UAE)
  • 3位:ドーハ(カタール)
  • 4位:台北(台湾)
  • 5位:ドバイ(UAE)

さらに、外務省の「海外安全ホームページ」によると、UAEには危険情報が発生していません。ただし、置引きや窃盗などの一般犯罪は、たびたび発生しているため注意が必要です。
関連記事:ドバイの治安は比較的よい。危険情報や一般犯罪、テロについて解説

3. 女性や子連れでも生活しやすい

ドバイには女性や子連れでも移住しやすいメリットがあります。女性やお子さんに配慮したサービスがあったり、医療環境が整っていたりするためです。たとえば、ドバイメトロには女性と子ども専用の車両が設置されています。また、人口1,000人当たりの医師の数は、日本が2.4人なのに対してドバイは2.9人です

女性専用車両があると、痴漢被害に遭う確率は低くなります。また、お子さんが病気やケガをしても、医療施設の不足を心配しなくてよいでしょう。ドバイには女性や子連れでも生活しやすい環境が整っています。

4. 日本に比べて寒くない

ドバイは日本に比べて寒くありません。以下に2022年1〜12月のドバイと日本の平均気温を比較しました。

2022年1〜12月 ドバイの平均気温 日本の平均気温
1月 20.6℃ 4.1℃
2月 21.3℃ 4.5℃
3月 25.7℃ 11℃
4月 29.4℃ 16.8℃
5月 31.2℃ 19.5℃
6月 35.1℃ 24.3℃
7月 36℃ 27.5℃
8月 36.5℃ 28.5℃
9月 33.8℃ 26.1℃
10月 30.3℃ 18.7℃
11月 27.5℃ 14.6℃
12月 23.1℃ 6.6℃

参考:気象庁

ドバイは年間を通して温暖な気候なので、寒さが苦手な方におすすめです。ただし、夜の気温は10度前後になることがあります。日中は半袖、夜間は羽織ものなどを着ると、快適に過ごせます。
関連記事:ドバイの最適な服装とは?季節・気温・シーン別に紹介

5. 英語力を向上させられる

ドバイ移住をすると、英語力の向上につながります。ドバイの公用語はアラビア語と英語です。ドバイ在住者の92%は外国人なので、英語で会話をするのが一般的です。

道路の標識や観光案内、レストランのメニューなども英語で書かれています。そのため、ドバイは英語を学ぶ場として最適です。現地人と頻繁に会話をすると、自然と英会話力が向上し、ドバイでの仕事や生活で困らなくなるでしょう。
関連記事:ドバイの公用語はアラビア語と英語。英語を話せれば問題ない理由を解説

6. 世界の資産家や投資家とつながりやすい

ドバイ移住をすると資産家や投資家とつながりやすいです。その理由には、世界の富裕層がドバイに流入していることや、平均年収が高い世帯が多いことが挙げられます。

英国のコンサルティング会社の2022年の報告書「Henley Global Citizens Report」によると、ドバイは富裕層の移住がもっとも多い都市に選ばれました。

また、ドバイと日本の世帯年収1,800万以上の比率は、ドバイが59.26%、日本が2%です。富裕層の人口が多いため、その分出会える確率も高くなります。
関連記事:ドバイの平均年収はいくら?なぜ、ドバイには金持ちが多いのかを解説

7. 世界各国に渡航しやすい

ドバイに移住すると、世界各国に渡航しやすくなります。ドバイはヨーロッパとアジア、アフリカの中間地点にあります。そのため、周辺地域への移動に要する時間が短いです。

  • ・ヨーロッパ:6〜7時間
  • ・アジア:3〜6時間
  • ・アフリカ:3〜5時間

ドバイから周辺地域への渡航時間が短いため、旅行がしやすくなるでしょう。

8. 仕事・ビジネスがスケールしやすい

ドバイへの移住は、仕事やビジネスの拡大に有利に働きます。富裕層との商機が豊富にあることと、低税率が利益を最大化します。

事業により得た利益を投資に回して、事業規模を拡大させると、売上高や利益の向上が期待できるでしょう。事業投資や不動産投資、株式投資などをして、資金を増やし、ビジネスの規模を大きくしてみてください。

9. 不動産投資により利益を得られる可能性がある

ドバイの不動産に投資すると、賃貸や売却による収益を得られる可能性があります。2021年3月にドバイ政府が発表した「ドバイ都市マスタープラン2040」の影響で、物件価格や地価が高騰しているためです。

UAEの不動産ポータルサイトを運営するZoom Property社によると、2021年に比べて2022年のアパートの価格は8.5%、戸建ては13%上昇しました。今、不動産投資すると将来的に賃貸や売却で利益を得られる可能性があるでしょう。

10. 経済発展が見込める国に住める

2022年3月にドバイ政府は「ドバイ都市マスタープラン2040」を発表しました。当都市計画の目的は、ドバイを「世界一住みやすい都市」にすることです。ドバイ政府は、以下のような都市計画を行っています。

  • ・人口が330万人から580万人まで増加
  • ・人口の55%が公共交通機関の駅の800m以内に居住
  • ・教育施設や医療施設のスペースが25%増加
  • ・緑地やレクリエーション施設が2倍に増加
  • ・市民のニーズに応える最高水準の住宅オプションの設置

経済成長が期待できる都市に移住すると、価格の高騰が見込まれる物件を安価な価格で購入したり、伸びる産業に投資をしたりできます。

ドバイ移住のデメリット5選

デメリット

ドバイ移住のメリットを把握できると、デメリットも知りたいと考えるのではないでしょうか?そこで本章では、ドバイ移住のデメリットを5つ紹介します。

  • 1. 夏は暑くて住みづらい
  • 2. 生活費が日本より高い可能性がある
  • 3. 車が必要になる可能性がある
  • 4. 日本から遠く頻繁に帰るのが難しい
  • 5. イスラム教の文化に配慮する必要がある

デメリットを知って、後悔のないドバイ移住をしましょう。

1. 夏は暑くて住みづらい

ドバイの夏季は5〜9月です。ドバイの気候は亜熱帯性乾燥地帯に属しており、夏は湿気が多く、酷暑であることが特徴です。夏季の平均気温と平均最高気温を以下にまとめました。

2022年5〜9月 ドバイの平均気温 ドバイの平均最高気温
5月 31.2℃ 37.7℃
6月 35.1℃ 43℃
7月 36℃ 41.3℃
8月 36.5℃ 43.7℃
9月 33.8℃ 41.1℃

参考:気象庁

ほとんどの月で平均最高気温が、40℃を上回ります。また、湿度は60〜100%になります。夏のドバイは、茹だるような暑さになり住みづらい可能性があるでしょう。夏に外出するときは、外を歩かず車で移動するのが一般的です。

2. 生活費が日本より高い可能性がある

ドバイの生活費は、日本より高い傾向にあります。以下にドバイと日本の1人暮らしの生活費を比較しました。

ドバイ 日本(東京)
住居費 160,000円 56,901円
食費 30,000円 44,048円
水道光熱費 10,000円 7,265円
生活用品 3,000円 3,682円
被服費 8,000円 8,217円
保健医療 2,000円 4,580円
交通費 10,000円 20,488円
通信費 6,000円 6,717円
教養娯楽費 20,000円 20,096円
その他 20,000円 23,774円
合計 269,000円 195,768円

参考:総務省統計局|統計調査 家計収支編 単身世帯(2019年)

ドバイの生活費は日本に比べて、1ヶ月当たり73,232円高いです。年換算にすると、878,784円の差があります。
関連記事:ドバイへ移住した場合の平均費用はいくら?日本の生活水準と比較!

3. 車が必要になる可能性がある

ドバイは典型的な車社会です。市内にメトロやトラムはありますが、市内全域を網羅していないため、観光地以外の場所に行くには車が必要です。

たとえば、高級住宅街のドバイヒルズは、最寄駅から約8kmの場所にあります。公共交通機関を利用して行くのは難しいでしょう。ドバイに住むには車が必要になる可能性があります。

4. 日本から遠いため頻繁に帰るのが難しい

ドバイと日本との距離は約7,787km、移動時間は直行便を利用して9時間30分〜12時間です。日本から遠いため、頻繁に帰国するのは難しいでしょう。

  • ・東京からドバイ:約12時間
  • ・ドバイから東京:約9時間30分

仕事の影響により、何度もドバイと日本を往復する必要がある方は、頻繁に帰国する必要がない仕組みを整えるのが望ましいです。

5. イスラム教の文化・規則に配慮する必要がある

ドバイの国教はイスラム教です。イスラム教では、飲酒や女性の服装についての規定があります。ドバイに暮らすのならば、イスラム教徒以外もルールを守らなければなりません。

たとえば、ドバイでは屋外での飲酒・泥酔は禁止です。ルールを守らずに、屋外で飲酒をすると、逮捕される可能性があります。日本では罪に問われなくても、イスラム教の国では有罪になる行為があるため、注意が必要です。

ドバイ移住に必要なビザの取得条件とは

ドバイに移住するには、ビザを取得する必要があります。ビザの取得条件は、以下の通りです。

 

ビザの種類 取得条件 有効期間
不動産ビザ 75万AED以上の不動産を購入・所有 2年間
投資家ビザ 法人への投資・設立 3年間
ゴールデンビザ 200万AED以上の不動産を購入・所有 10年間
退職ビザ ・退職時の年齢が55歳以上
・100万AED以上の不動産を所有
・100万AED以上の貯蓄、または月20,000AED以上の収入
5年間
就労ビザ ドバイ法人に就職 雇用契約に応じて1年間、または2年間

JCME GROUPでは、上記のビザの取得をサポートします。ドバイ移住を検討されている方は、お気軽にご相談ください。なお、ビザを取得するには2週間ほど、ドバイに滞在する必要があります。
関連記事:ドバイに移住する条件。7種類のビザを取得する基準をそれぞれ解説

ドバイ移住がおすすめな人

ドバイ移住がおすすめな方は、以下の通りです。

  • ・不動産投資を検討している投資家
  • ・事業投資を検討している投資家
  • ・法人設立を検討している経営者
  • ・株の利確を検討している株主

ドバイに移住すると、事業や不動産の売却で得た利益に対して、税金がほとんどかかりません。ドバイの生活費や税率を考慮して、どのくらいの利益が出るのかを確かめましょう。日本と比較して、ドバイで暮らすほうが利益が出るならば、移住をおすすめします。

JCME GROUPはドバイのビザ取得から物件契約、再販まで一貫してサポートします

JCME GROUP

ドバイ移住のメリットには、税金がかからないこと、不動産投資により利益を得られる可能性が高いことなどがあります。不動産売却や事業で発生した利益に対して所得税がかかりません。また、ドバイは都市計画の影響で、物件や地価が高騰しています。このため、不動産の賃貸や売却で利益を得られる可能性が高いでしょう。

ドバイ移住により事業の利益を増やしたいと考えている人は、JCME GROUPにご相談ください。JCME GROUPは、ビザの取得から不動産の購入、銀行口座開設、再販まで一貫してサポートします。不動産市場を調査し、出口戦略まで考慮して物件をご案内します。ドバイ移住を検討している方は、お気軽にLINEからお問い合わせください。
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