ドバイメトロの路線図や乗り方、料金を解説。観光地へのアクセスと最寄り駅も紹介

ドバイを公共交通機関で移動するならばメトロが便利です。観光地へのアクセスに優れていますし、タクシーより安く移動できます。

しかし、はじめてドバイメトロを利用する方は、どの路線に乗ればよいの？料金は？といった疑問もあるでしょう。

事前にドバイメトロの路線図や乗り方を把握しておくと、目的地までスムーズに行けます。今回はドバイメトロの路線図や乗り方、料金体系を解説します。

ドバイメトロの路線図

ドバイメトロには、レッドラインとグリーンライン、Route2020の3種類があります。ドバイは、Zone1〜6のエリアに分かれており、ドバイメトロで行けるのは、Zone1〜2・Zone5〜6です。今回は、それぞれの路線について解説します。

レッドラインは、新市街方面へ行ける路線です。ドバイ国際空港やブルジュハリファ、ドバイマリーナなどへアクセスできます。

始発駅は「Rashidiya」で、終着駅は「Jebel Ali」。各観光地・施設へ行けるレッドラインの最寄り駅は、以下の通りです。

目的地	最寄り駅
ドバイ国際空港	Airport Terminal 3、Airport Terminal 1
ドバイフレーム	Al Jafiliya
未来博物館	Emirates Towers Metro Station
ブルジュハリファ	Burj Khalifa/Dubai Mall Metro Station
ドバイマリーナ	Jumeirah Lake Towers、DMCC Metro

ドバイの主要観光地へは、レッドラインでアクセスできます。

グリーラインへの乗り換え駅は「Union Square」と「Khalid Bin Al Waleed」です。

Route2020へは「Jabal Ali」で乗り換えができます。

グリーンラインは、旧市街方面へアクセスできる路線です。デイラ地区やバスタキヤ地区へ行けます。

始発駅は「Etisalat Metro」、終着駅は「Creek Metro」です。各観光地・施設へ行けるグリーンラインの最寄り駅は、以下の通りです。

目的地	最寄り駅
WAFIモール	Dubai Health Care City Metro Station
ドバイ博物館	Sharaf DG
Rashid Hospital	Oud Metha

グリーンラインからレッドラインへの乗り換えは「Union Square」と「Burjman」でできます。旧市街で観光をするのに利用しやすいでしょう。

Route2020は、ドバイ市内とドバイ国際博覧会会場をつなぐ路線です。

2021年10月〜2022年3月まで開催された「ドバイ万博」に合わせて、2021年1月に運行が開始されました。

ドバイ万博の開催中には、来場者のアクセスが向上しただけでなく、27万人が住む新興住宅地の新たな公共交通機関として機能しました。

ドバイメトロに乗車するためには、Nol Cardと呼ばれるICカードを購入する必要があります。料金は、Nol Cardの種類と移動するゾーンごとに異なります。

Nol Cardの種類	1ゾーン	2ゾーン	2ゾーン以上
ゴールドカード（ゴールドキャビン）	6AED	10AED	15AED
シルバーカード	3AED	5AED	7.5AED
パーソナルカード	3AED	5AED	7.5AED
レッドカード（レギュラーキャビン）	4AED	6AED	8.5AED
レッドカード（ゴールドキャビン）	8AED	12AED	17AED

本章では4種類のICカードの特徴を解説します。

ゴールドカードはゴールドクラスの車両に乗車できるNol Cardです。料金は25AED（約915円）です。

6AEDはNol Cardの発行手数料で、19AEDを運賃に利用できます。ゴールドカードは、ドバイメトロのチケットオフィスで購入できます。

シルバーカードは、ドバイメトロの通常車両に乗車できるNol Cardです。料金は、ゴールドカードと同様の25AEDです。

6AEDはNol Cardの発行手数料で、19AEDは運賃に利用できます。シルバーカードは自動販売機や小売店、チケットオフィスで購入可能です。

パーソナルカードは、ドバイ在住者のみが発行できるNol Cardです。料金は70AEDです。50AEDはNol Cardの発行手数料で、20AEDを運賃に利用できます。

パーソナルカードを発行するには、チケットオフィスやオンラインで事前申請が必要です。この他、顔写真やナショナルIDの提出が求められます。