ドバイの治安は比較的よい。危険情報や一般犯罪、テロについて解説

海外移住をする前は、治安やどんな行動が犯罪になるのか知りたくなりますよね。治安や法律を把握せずにドバイに移住すると、犯罪に巻き込まれたり、何気ない行動で罪に問われたりする可能性があるでしょう。そこで今回はドバイの治安や犯罪情報を紹介します。
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ドバイの治安は比較的よい

シドニーに本社を置く「経済平和研究所」が発表した「Global Peace Index、Negative Peace Index 2022(世界平和度指数2022)」によると、ドバイの世界平和度指数ランキングは60位。163カ国中の60位ですし、中東では4位です。
参考:Global Peace Index、Negative Peace Index 2022

また、ドバイは涼しくなった夜に活動するのが一般的です。ファミリーや女性も出歩いているので、夜だからといって治安を心配する必要はありません。ただし、裏路地や人通りの少ない道は、避けるようにしましょう。

外務省 海外安全ホームページを確認

外務省の海外安全ホームページの情報からドバイの危険情報・一般犯罪・テロについて解説します。

危険情報

外務省によると2023年2月現在、ドバイに危険情報は出ていません。これは日本や韓国、ニュージーランドと同等の危険レベルです。治安が懸念される中東では、危険レベル1〜2が目立つものの、UAE周辺のカタールやオマーンは危険情報が出ていません。UAEとその周辺は、治安が比較的安定しているといえるでしょう。
参考:外務省

一般犯罪

ドバイは比較的安全ですが、日本でも発生する一般犯罪は起こります。たとえば、子どもを対象にしたわいせつや窃盗、高級住宅街の戸建を対象にした強盗殺人事件です。近年ではSNSで言葉巧みに相手を騙し、国際送金サービスで金銭を送金させ、その後連絡が取れないケースもあります。また、日本では罪に問われないことも、ドバイでは犯罪になります。

・王族批判
・婚姻関係にない男女の性的関係
・女装
・同性愛

上記のような行動は罰金だけでなく、禁固刑になる恐れもあるので避けてください。

テロ

ドバイは高度な治安対策を維持しているため、国内のテロ組織は弱体化傾向にあります。ただし、イエメン反政府組織のホーシー派やイスラム国(ISIL)によるテロ活動がないとは言いきれません。また、イスラム教国では金曜日が集団礼拝の日とされています。宗教施設を狙ったテロ活動が行われる可能性があるため、その日は近づかないようにしてください。

ドバイで避けるべき治安の悪い地域

ドバイの治安は比較的よいですが、労働者層の住む地域は避けるのが無難です。日本人はスリや置き引きの対象になりやすいためです。ドバイの郊外や旧市街などには、所得の低い労働者層が生活しているため、訪れる際は軽犯罪に注意しましょう。

ドバイで安全に暮らすために留意すること

ドバイでは、日本で罪に問われないことが犯罪行為になったり、マナー違反になったりするケースが多々あります。今回はドバイで安全に暮らすための留意点を紹介します。

相手に承諾を得ない撮影を避ける

ドバイでは、相手の承諾を得ずに無断で撮影をする行為や写真をSNSにあげる行為は、サイバー犯罪法に違反します。事例としては、警察官を無断で撮影した女性が、サイバー犯罪法違反の容疑で逮捕された事案があります。女性は6ヶ月以上の懲役、または15万AED以上の罰金、あるいは両方の処罰を受ける可能性があるため注意しましょう。
参考:海外安全対策情報

ラマダン中は飲酒を慎む

ラマダン期間中の飲酒は、法律に違反しません。ただし、マナー違反になります。イスラム教徒は、ラマダン期間中に日の出から日没まで、食べ物・飲み物を一切口にしません。市内のバーは閉店していますし、レストランでは酒類の提供がないケースがあります。ラマダン期間中は、イスラム教徒に敬意を払い、飲酒を慎みましょう。

指定された場所以外での飲酒や酩酊は禁止

ドバイでは指定された場所以外で飲酒や酩酊をする行為は、法律違反です。ライセンスを保有している施設でのみ酒類は飲めます。酩酊した状態で外出すると罰金や禁固刑の対象になるので、注意しましょう。なお、酒類を購入するには、観光客はパスポート、在留者は許可証の提示を求められます。

露出の高い服装は男女ともに避ける

肌を露出した服装は男女ともに避けましょう。宗教施設やショッピングモールでは、入場を断られる可能性があります。ショッピングモールでは、服装の案内があるので、入場する際には従うのが無難です。また、地方へ行くと嫌がらせやわいせつ行為を受けることもあるので注意してください。

ドバイへの移住を検討している方は、JCMEにご相談ください

ドバイの治安は比較的よいです。ただし、日本にもある一般犯罪はドバイでも発生しています。裏路地や人通りの少ない道には、危険が潜んでいるでしょう。また、ドバイでは屋外での飲酒や撮影をすると警察に逮捕される可能性があります。指定された場所での飲酒を厳守したり、相手の了承を得て撮影したりしてください。

ドバイに移住を検討している方は、ドバイの法律を守って安全に暮らしましょう。JCMEは不動産仲介や法人設立、ビザ申請など、ドバイへの移住をサポートします。ドバイ移住をする予定のある場合は、この機会にぜひJCMEにご相談ください。
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