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アブダビ不動産市場2026!なぜ今投資家が注目するのか

UAEの首都アブダビは、不動産投資先として存在感を高めています。政府主導の都市開発、人口増加、税制優位性などを背景に注目されており、ドバイに集中していた投資家の関心がアブダビへもシフトしています。ヤス島、サディヤット島、アル・リーム島など主要開発エリアでの大規模プロジェクトが進んでいて、ローンチ時には大勢の人で賑わっている状況です。

そこで今回はアブダビの不動産について詳しく解説します。

アブダビ不動産市場

アブダビ不動産市場は急速に拡大しています。アブダビ不動産センター(ADREC)の発表によると、2025年度の不動産取引件数は42,814件、取引額は1,420億AED(前年比48%増)で過去最高を記録しました。

この勢いは2026年も続いており、同年第1四半期の不動産取引額は660億AEDに達し、前年同期比160.7%増を記録しています。特にフダリヤット島、アル・リーム島、サディヤット島、ヤス島での取引が活発です。こうした需要の高まりにより、今後のプロジェクト開発に注目が集まっています。

アブダビ不動産が注目される理由

アブダビ不動産が注目される理由はいくつかあります。

賃貸価格指数の上昇

アブダビ不動産センター(ADREC)の発表によると、2026年3月時点で賃貸価格指数(更新時の賃料変動を測定)が前年同月比16%上昇しています。

この背景には、新規プロジェクトが次々と供給される一方で、需要がそれを上回る状況があります。

Abu Dhabi Vision 2030

The Abu Dhabi Economic Vision 2030という経済戦略が、アブダビの不動産市場を大きく変えています。国際ビジネス推進と企業誘致による雇用創出、そして政府主導の都市開発が連動して、住宅需要を拡大させているのです。

こうした成長戦略は、ドバイの経済モデルを範としながら進められており、その結果として不動産価格の継続的な上昇をもたらしています。

アブダビ人口の増加

アブダビ統計センター(SCAD)によると、アブダビの人口は2024年に約414万人となり、前年比で7.5%増加しました。過去10年間では約51%増加しており、着実な成長を遂げています。

特に注目すべきは移住者の属性です。移住者の54%が25~44歳と経済活動の中心を担う世代であり、中央値年齢は33歳という若さです。

これは経済活動を支える人口構成になっていることを意味しており、企業活動の活発化や家族構成の変化による住宅需要が自然と高まりやすくなっています。

政府主導の都市開発

アブダビの不動産市場の大きな特徴として、政府主導による大規模な都市開発が挙げられます。

具体的には、Modon Propertiesが発表した51平方キロメートル規模のマスタープランがあります。これはアブダビ島の約53.8%に相当する極めて大規模な開発で、住宅、商業、レジャー、スポーツ施設を含む複合的な都市開発が展開される予定です。

また、他のエリアではAldar Propertiesが中心となり不動産開発を推し進めており、複数の大手デベロッパーが政府主導のプロジェクトに参画することで、アブダビ全体の都市開発を進めています。政府が主導的に大規模な都市開発を推進する姿勢こそが、アブダビ不動産市場の大きな強みとなっているのです。

富裕層の流入

アブダビは富裕層の誘致にも注力しています。アブダビ投資事務所(ADIO)は、Emirates Family Office Associationと提携して富裕層にとって有力な都市にする方針を示しています。

富裕層向けのコンシェルジュサービスも発表しました。このサービスでは、投資支援、事業設立、規制対応、居住、教育、医療、不動産、コミュニティ案内などの体制が整えられています。

富裕層の流入は、不動産市場に大きな影響を与えます。実際に、Knight Frankは、2025年にアブダビで住宅購入を検討する富裕層は19%上昇したと公表されました。

税制優遇措置

UAE政府の公式情報によると、税制面においてもアブダビは大きな魅力を備えています。

個人に対しては所得税や住民税が一切課されません。商品やサービスにかかるVAT(消費税)も5%です。

法人税に関しても、課税所得が37万5,000AED未満の法人は課税対象外であり、一定額を超えた法人のみが納税義務を負う仕組みになっています。法人税も9%と日本と比較しても低い傾向にあります。

ビザの取得

アブダビは、不動産投資を通じたビザ取得が容易な制度を用意しています。

不動産を購入すれば2年間有効な投資家ビザが申請できます。さらに、200万AED以上の物件を所有すれば、10年間有効なゴールデンビザへのアップグレードも可能です。

これらのビザは配偶者と子どもの家族帯同に対応し、スポンサー不要で申請できるのが大きな特徴です。つまり、個人の判断で家族全員の長期滞在を実現できます。

アブダビの不動産開発エリア

アブダビ不動産を購入する上ではエリア選びが重要です。そのため、アブダビの不動産開発エリアを押さえておきましょう。

ヤス島

ヤス島は、アブダビを代表するエンターテインメント拠点です。ヤス・マリーナ・サーキット、ヤス・モール、フェラーリ・ワールド、ヤス・リンクス、ヤス・ウォーターワールドなど、エンターテイメント施設が集結しています。

同島は単なる遊びの場所ではなく、充実した住居エリアとしても発展しており、理想的な生活拠点として、また投資対象として高い評価を受けています。

さらに注目を集めているのは、2025年5月7日にウォルト・ディズニー・カンパニーがヤス島に中東初となるディズニー・テーマパーク・リゾートの建設を発表したことです。この大型プロジェクトにより、同島の今後の発展がますます期待されています。

>>関連記事「アブダビに中東初のディズニー・テーマパーク!不動産価格への影響は?」

ファヒド島

ファヒド島は、ヤス島とサディヤット島の間に位置し、アクティブなライフスタイルとサステナビリティを重視した都市開発が進められています。

2025年8月には、デベロッパーのAldarが新たなビーチフロントプロジェクト「Fahid Beach Terraces」を発表しました。
開発がまだ進行中で、将来性の高さから世界中の投資家が開発動向に注目しています。

アル・リーム島

アル・リーム島は、アブダビの中で不動産需要が特に高いエリアです。アブダビ不動産センター(ADREC)の2026年第1四半期レポートによると、同島の不動産取引額は94.5億AEDを記録しました。
複合用途エリアとして、さまざまな施設が集積しており、Shams Central Park、Boutik Mall、Repton Schoolなど生活を支えるインフラが整備されています。同島は、暮らす街として開発されているため、安定した賃貸需要が期待できます。

サディヤット島

サディヤット島は、アブダビの中でも特に富裕層に選ばれるエリアです。文化、自然、アート、世界水準のホスピタリティが調和する場所と位置づけられており、白砂のビーチ、高級リゾート、ミュージアム、レストランが揃っています。
同島は国際的なプレステージを備えた確立されたブランドとして認識されているエリアです。富裕層の実需やセカンドホーム購入者に最適なエリアとなっています。

フダリヤット島

フダリヤット島は、アブダビで最も勢いのある開発エリアです。アブダビ不動産センター(ADREC)の2026年第1四半期レポートによると、同島の不動産取引額は約119.7億AEDを記録。

アブダビ全域で最も取引額が高いエリアとなりました。

これから街が形作られていく発展途上のエリアであり、将来性に富んでいます。さらなる価値上昇が見込まれることから、世界中の投資家から大きな注目を集めています。

アブダビ不動産の購入の流れ

アブダビ不動産を購入する流れは、以下の通りです。

1.購入目的を決める

まず、アブダビ不動産を購入する目的を明確にします。居住用なのか投資用なのか、移住の有無などによって選定すべきエリアが変わってきます。

例えば、投資用物件を購入する場合でも、賃貸需要を重視したい場合は都市型エリアが候補となるでしょう。

一方で希少性を重視したい場合は、ウォーターフロントエリアや高級住宅地、政府主導で開発が進む新興エリアが選択肢になります。

2.外国人が所有できるエリアかを確認する

次に、購入予定の物件を外国人が所有できるかを確認します。

アブダビでは、外国人がすべての不動産を自由に売買できるわけではありません。ヤス島、サディヤット島、アル・リーム島、アル・マリヤ島など外国人が所有できるエリアの物件を選ぶ必要があります。

また、不動産権利も確認しておくようにしましょう。

3.物件を選ぶ

次に物件を選定します。

物件選びでは、立地、価格、支払いスケジュール、完成予定時期、管理費、想定賃料、開発会社の実績などを確認します。

完成済み物件の場合は建物の管理状態や入居状況を確認することが大切です。

一方で、オフプラン物件の場合は、プロジェクト登録状況やエスクロー口座の有無、進捗状況を確認しましょう。

投資用物件を購入する場合は、不動産価格や利回りを重視しがちですが、どのように管理されているかまで確認すると投資リスクを減らせます。

4.売買契約を締結する

購入する物件が決まったら、売買契約を締結します。

契約前には、物件価格、支払いスケジュール、引き渡し時期、管理費、キャンセル条件、違約金、住宅ローン利用の有無などを確認します。契約書の内容を十分に理解したうえで、必要に応じて弁護士や不動産専門家に確認してもらうと安心です。

完成済み物件を購入する場合は、売主の所有権、既存の住宅ローンや抵当権の有無、管理費の未払いがないかを確認することが重要です。

一方で、オフプラン物件を購入する場合は、開発会社の登録状況、プロジェクトの登録状況、エスクロー口座の有無、工事進捗、完成予定時期などを確認しておく必要があります。

契約内容に問題がなければ、売買契約書に署名し、手付金を支払います。

5.不動産を登記する

売買契約の締結後は、アブダビの不動産登録手続きを行います。

アブダビでは、不動産取引や所有権に関する手続きは、Abu Dhabi Real Estate Centre(ADREC)やDigital Real Estate Ecosystem(DARI) などの公的プラットフォームを通じて行われます。

登記手続きでは、売買契約書、本人確認書類、支払い証明、物件情報、必要に応じて住宅ローン関連書類などを提出してください。また、アブダビでは不動産売買の登録に際して、契約金額に応じた登録手数料(評価額または売買価格のいずれか高い方の2%程度) が発生します。

6.不動産所有証書を取得する

不動産所有証書を取得します。

アブダビでは、土地やユニットの所有権を証明する書類として、Title DeedまたはOwnership Deedが発行されます。

この所有証書は、不動産を所有していることを示す重要な書類です。

将来的に物件を売却する場合、賃貸に出す場合、住宅ローンを設定する場合、ビザを申請する場合などにも必要になることがあります。そのため、記載されている内容に誤りがないかを確認し、大切に保管しましょう。

まとめ

アブダビ不動産市場は過去最高水準の取引額を記録し、力強い成長を続けています。人口増加、政府主導の都市開発、税制優遇が背景にあり、ヤス島、サディヤット島、アル・リーム島など開発エリアでの投資機会が広がっています。

投資の際は、外国人購入の規制、契約条件、登記手続きを事前確認し、市場成長性だけでなくエリア特性や開発会社の実績も見据えて判断することが重要です。もし、アブダビ不動産投資に関するご質問がございましたら、JCMEにお問い合わせください。

 

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