ドバイは砂漠に栄えた都市。都市開発によりドバイはどのように変化するのか

ドバイは国土のほとんどが砂漠に覆われている都市です。かつては漁業と真珠の輸出を生業とする小さな漁村で、資源はほとんどありませんでした。しかし、2023年のドバイには多くの高層ビルが建ち並び、活気に満ち溢れています。ドバイはどのように成長したのでしょうか?今後どのように発展するのでしょうか?今回はドバイの繁栄とこれからの発展について解説します。
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ドバイは砂漠に栄えた都市

ドバイのモスク

かつてドバイは砂漠にある漁村で、漁業と真珠貿易により経済を回していました。ドバイが急成長を遂げたのは、石油が発見された1966年です。石油の発見によりドバイは、小さな漁村から近代的な港や街へと変化しました。ただし、ドバイの石油資源はアブダビに比べて10分の1ほどだったのです。

このため、ドバイは石油に依存しない経済を目指すことを国策としました。ドバイは世界中から投資を集め、貿易や金融、観光の中心となる機能を造りました。この他、観光ビザの廃止や外資が参入しやすいよう税制の優遇、ワールドカップの誘致などを実施。結果、ドバイには企業のオフィスビルや、世界中の経営者・投資家が住む高級レジデンスが建設されました。

砂漠の都市「ドバイ」の未来

ドバイマリーナ

2021年3月13日、ドバイ政府は都市開発計画「ドバイ都市マスタープラン2040」を発表しました。この都市開発の目的は、ドバイに住んでいる人々の幸福と生活の質を向上させること。ドバイは都市開発により以下のように変化します。

  • 人口の55%が公共交通機関から800m以内に居住
  • ドバイの60%が自然保護区や自然区域で構成
  • 教育・医療施設のスペースが25%増加
  • 緑地や公園のスペースが2倍に拡大

ドバイが住みやすい街になると、今後17年で人口が人口が355万人から580万人まで増加するとされています。
参考記事:Dubai 2040 Urban Master Plan

ドバイは都市開発でさらに住みやすい都市へ

ドバイは「ドバイ都市マスタープラン2040」により、さらに住みやすい都市になるでしょう。都市開発が進むと人口が増加するため、オフィスビルや高層レジデンスの建設ラッシュが予想されます。その結果、さらに不動産の需要は高まるでしょう。

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