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UAEの防衛システムとは?イラン攻撃の迎撃率96%で世界から評価されている!?

中東情勢の変動が連日ニュースを賑わせる中、世界から注目を集めているのが防衛システムです。観光のピークも過ぎたことから観光客は減っていますが、ドバイに住んでいる人は普段通りの生活を送れています。

UAEは自国の領土や国民、重要なインフラをどのように守り抜いているのでしょうか?今回は迎撃率96%を誇るUAEの防衛システムの実態と世界からの評価について解説します。

防衛システムとは

防衛システムは中東情勢が悪化する中、自国の領土や国民、重要なインフラを脅威から守るための軍事ネットワークを指します。2026年2月28日以降、イランから弾道ミサイルや巡航ミサイル、無人機(ドローン)による攻撃を受けていますが、防衛システムにより無力化しています。

防衛システムの成果

今回世界から防衛システムが注目を集めた理由は、迎撃率が96%と高いためです。
イランから攻撃を受けていますが、迎撃に成功しています。

防衛システム

引用:Lockheed Martin『THAAD
米国のLockheed Martin社が開発したTHAADが実戦で使用されたことから注目を集めました。防空システムによって被害を最小限に抑えることで、戦時下でもUAEの経済活動を維持できています。

防衛システムの詳細

UAEは潤沢な資金力を背景に、特定の国に依存しない独自の防衛網を築いています。米国の迎撃システムだけでなく、イスラエルや韓国、スウェーデンなどから世界最高水準の防衛装備を調達し、それらを組み合わせた多層防衛システムを構築しているのが大きな特徴です。

射程距離 主な兵器 製造元
150〜200km THAAD Lockheed Martin(米国)
70〜160km Patriot PAC-3 RTX / Lockheed Martin(米国)
40〜50km M-SAM(Cheongung-II) LiG Nex1 / Hanwha(韓国)
15〜20km Barak 8 Omnidirectional Defense
0〜10km Pantsir-S1 / SKY Knight EDGE / Halcon(UAE)

いくら優れた迎撃ミサイルがあっても、監視機能などがなければ上手く機能しません。UAEでは以下の高度なシステムを利用しています。

 

・早期警戒システム「GlobalEye」

早期警戒システム

引用:SAAB『GlobalEye AEW&C

空中の脅威を早期に探知する

 

・イスラエル製の長距離レーダー「Green Pine Radar / ELM-2080S」

長距離レーダーシステム

引用:IAI『Green Pine ELM-2080S

イスラエル製の超高性能長距離レーダーでミサイルやドローンの軌道を捉える

 

・国境監視システム「BORDERSHIELD」

国境監視システム

引用:EDGE『BORDERSHIELD

陸・海・空のあらゆる国境線を24時間体制で監視

UAEの防衛システムは完璧ではない

UAEの防衛システムは高い迎撃能力を発揮しており、イランからの弾道ミサイルや巡航ミサイル、ドローン攻撃に対して一定の成果を上げています。

しかし、どれほど高度な防衛網であっても、あらゆる脅威を完全に防ぐことはできません。実際に一部の攻撃は迎撃をすり抜け、死者11人、負傷者188人という被害が発生しました。

また、防衛システムは、被害を最小限に抑えるためのものとして理解する必要があります。迎撃が成功しても、落下した破片や迎撃のタイミング、攻撃の規模によっては人的・物的被害が生じる可能性があります。

さらに、相手側が大量のミサイルや無人機を同時に発射する飽和攻撃を仕掛けた場合、防衛側に大きな負荷がかかる点も無視できません。

それでも被害の拡大を防ぎ、経済活動を維持するうえで大きな役割を果たしていることは間違いなく、その点が世界から高く評価されている理由だといえるでしょう。

世界の人からの防衛システムに対する声

危機管理能力と防衛力に対し、世界中のメディアや著名人から称賛の声が上がっています。

IISS(国家戦略研究所)「巡航ミサイルをすべて迎撃した」

UAEを含む湾岸諸国の長距離ミサイル防衛は一定の効果を示しており、UAEは公表ベースで弾道ミサイルとUAVの迎撃率が約93%、さらに巡航ミサイル8発をすべて迎撃し強さを示したと見ています。

RSDIは湾岸の防空は多層化されている一方で、飽和攻撃への脆弱性、迎撃弾在庫、補給持続性が課題だと評価しています。つまり万能ではないが、高性能で都市機能を維持できたと評価をしています。

米経済誌Forbes「40年をかけて構築したこの防衛体制」

米国の世界的経済誌『Forbes』は、2026年3月28日にドバイのメイダン競馬場で「ドバイワールドカップ2026」が予定通り盛大に開催されたことに言及しました。

「この国際的なビッグイベントが安全に開催できた背景には、UAEが40年という歳月をかけて構築してきた強固な防衛体制がある」と高く評価し、UAEの国家としての安定性を報じました。

ジョンジョ・シェルヴェイ選手「ロンドンより安全だ」

元イングランド代表MFジョンジョ・シェルヴェイは、UAEを選んだ理由をこう語っています。

「ミサイルが飛び交うこの場所より、ロンドンを歩いているほうがよっぽど不安を感じるだろう。UAEがこの状況にどう対処し、皆に安心感を与えたかという点で、UAEを称賛すべきだ。私はここでとても満足しているし、幸せだ。ロンドンへ行くより、いつでもここを選ぶよ」

JCME GROUP内の変化

日本では2月28日以降、弊社の一部のスタッフはドバイを離れてリモートで働いていますが、イランの報復攻撃の対象となったことから、この情勢に不安を抱くスタッフも少なからずいます。

一方で、防衛システムが機能していてインフラが止まらないのであればドバイに住み続けると選択したスタッフもいます。

日本はドバイの状況をシビアに見ている気がしますが、世界はドバイ政府の対応力や高度な防衛システムを高く評価していると感じる機会が増えました。実際に、弊社に問い合わせしてくるお客様も外国人の比率が増加しています。

まとめ

中東情勢の緊迫化で、日本ではドバイ不動産は暴落するという噂が流れました。

しかし、皮肉にもUAEという国家がリスク管理を徹底していることを世界に証明する結果となりました。多層防衛システムは、単なる軍事力ではなく、居住者の命と資産を守るためのインフラとなることがわかりました。

防衛システムは完璧なわけではありませんが、戦時下でも生活ができることが高く評価されています。その影響もあり、ドバイの不動産を検討する外国人の方が増えている印象です。もし、ドバイの現状を知りたいなど、気になることがあればお気軽にお問い合わせください。

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