ドバイのゴールデンビザとは？取得できる条件を属性ごとに解説

ドバイでは日本人だけで法人設立ができ、所得税や住民税、確定申告も必要ありません。そのため、ドバイに長期移住を検討している経営者や投資家も多いのではないでしょうか。そこで気になるのがゴールデンビザでしょう。本記事ではドバイのゴールデンビザの概要や、取得する条件について詳しく解説します。

ドバイのゴールデンビザとは？

ドバイの長期滞在ビザは「ゴールデンビザ」と呼ばれており、10年間有効のものがあります。更新するとドバイに住み続けられることがメリットです。ゴールデンビザには、以下のようなメリットがあります。

• ・ドバイに本人と家族が10年居住可能
• ・自費で居住・就労・就学が可能
• ・本人が亡くなった場合、家族はビザ失効までドバイに滞在可能
• ・UAE国外に6ヶ月以上滞在可能
• ・ヘルパーを無制限に雇用可能

不動産ビザや法人ビザは、2年間有効の長期滞在ビザですが、6ヶ月に1回はドバイに入国しなければいけません。したがって、日本に半年以上の帰国をするかもしれない方は、ゴールデンビザを取得するのが望ましいでしょう。
参考：The United Arab Emirates’ Government portal

【2022】ゴールデンビザを取得できる条件

ゴールデンビザを取得できるのは、主に以下の属性に該当する人です。

投資家

投資家としてゴールデンビザを取得したい方は、以下の要項を満たす必要があります。

• 1. 200万AEDの預金を証明する書面の提出
• 2. 法人の資本金が200万AED以上であることを示す基本定款の提出
• 3. 政府に年間250万AEDを支払うことを示す書面の提出
• 4. 借り入れをしていないこと
• 5. 本人または家族の健康保険証の提出

上記のうち、1と2はいずれかひとつの書面を提出するだけで問題ありません。また、投資家の所有する資産はいずれも借り入れでないことを証明する必要があり、少なくとも3年間は保有することが定められています。

専門家

専門家とは医師や科学者、アスリート、常務取締役など優れた才能と経験を持つ人を指します。10年間有効のゴールデンビザを取得するには、職業ごとに所定の条件を満たす必要があります。

起業家

起業家で以下の3つの条件を満たす方は、5年間有効のゴールデンビザを所有できます。

• 1. UAEで50万AED以上の価値があるプロジェクトを実施している
• 2. UAEで認可を受けた事業者に承認された起業家なこと
• 3. プロジェクトに将来性があるとUAEの当局が述べていること

起業家向けのゴールデンビザは、本人とその家族、3人までの役員にも適用されます。

優秀な学生

高校生は5年間有効のビザ、大学生は10年間有効のビザを取得できます。ゴールデンビザを取得する条件は、それぞれ異なります。

世界の大学ランクは、UAEの教育省によって定められた評価システムによって定められます。なお、学生向けのゴールデンビザは本人の家族にも与えられます。

不動産投資家

UAEに不動産を所有している方は、5年間のゴールデンビザを取得できます。不動産投資家向けのゴールデンビザを取得する条件は、以下の2つです。

• 1. 200万AED以上の不動産を所有
• 2. 不動産を少なくとも3年間保有

不動産投資家はUAEの指定された銀行から融資を受け、不動産を購入することも可能です。

まとめ

ドバイゴールデンビザは、更新をすると10年以上住み続けられます。ゴールデンビザを取得できる人には、投資家や専門家、アスリート、不動産投資家などが挙げられます。

人によってゴールデンビザの取得条件は異なるので、申請前に代理店に相談するとよいでしょう。JCMEでは不動産ビザや長期滞在ビザの申請サポートなどを行っています。ドバイに移住を検討している方は、この機会にぜひ利用をご検討ください。
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