ドバイとは、アラブ首長国連邦にある首長国のひとつです。ドバイは、外国人労働者の免税を認める法律や外資100%で法人設立できるルールを設けることで発展してきました。
2013年には「ドバイ都市マスタープラン」という都市計画が発表され、2040年には住民の幸福と生活の質が向上するとしています。
このことからドバイへ移住を検討している富裕層は多数います。しかし、ドバイの治安は大丈夫なのか?食べ物は合うのか?と心配される方もしばしば。そこで本記事では、ドバイの基礎知識や移住者希望者向けの情報を解説します。
ドバイとは?
ドバイの場所・治安・言語・物価・通貨・宗教・食べ物・観光を紹介します。
場所
ドバイはアラブ首長国連邦にある7つの首長国のひとつです。アラビア半島の東南端にあり、アラビア湾に面しています。国内にはドバイ国際空港があり、アジアとヨーロッパ、アフリカを結ぶ拠点として利用されています。日本からドバイへは飛行機の直行便を利用して12時間ほどで行くことが可能です。
治安
外務省によるとドバイの危険情報は発表されていません。治安は比較的安定しているといえるでしょう。地域によっては夜に出歩いても問題がありません。ただし、置き引きやスリなどの一般犯罪や国際ロマンス詐欺などは、度々発生しています。また、ラマダン期間中は世界的にテロ事件が増加する傾向があります。テロが発生しやすい観光施設・公共施設を利用する場合は、安全確保に注意を払いましょう。
言語
ドバイの公用語はアラビア語です。ただし、英語も日常的に使用されています。商業施設の案内板には、アラビア語と英語が記載されているのが一般的です。また、ドバイの人口は90%が外国人なので、多くの方が英語を話せます。そのため、英語の読み書きや会話ができる方は、生活に不便しないでしょう。
物価
ドバイの物価は、日本と比較して高いといえます。総務省統計局の2021年の調査によると、日本の1人暮らしの消費支出の合計は155,046円ですが、ドバイは約269,000円です。日本と比較して高いのが平均住居費で、日本が22118円(持ち家含む)に対して、ドバイが約160,000円です。しかし、住居費は高いですが、食事や生活用品、交通費などは安いといえるでしょう。
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通貨
ドバイの通貨は「ディルハム」です。通貨コードは「AED」で、1973年からアラブ首長国連邦で使用されています。1AED=37〜40円(2022年10月)です。ドバイで使用される紙幣としては、5AED・10AED・20AED・50AED・100AED・200AED・500AED・1000AEDがあります。コインは、1AED・50Fils(20円)・25Fils(10円)の3種類です。
宗教
ドバイの国教はイスラム教です。移住者にとって身近なイスラム教の戒律は、禁酒とラマダンです。ドバイでは飲酒が原則禁止されています。しかし、政府の許可を得たホテルやレストランは、酒類を購入できます。ラマダンは、毎年5月ごろにある1ヶ月間の断食期間のことです。ラマダン中は、露出の高い服装を控えたり、イスラム教徒の習慣に配慮したりする必要があります。
食べ物
アラブ首長国連邦の人々の主食は、米とパンです。ケバブやシャワルマ、フムスなどの料理が有名です。イスラム教で禁止されている豚肉は使用されておらず、主に鶏肉や牛肉が用いられます。また、ドバイには多くの観光客が訪れるため日本食やイタリアン、フレンチなどの飲食店も多くあります。現地の食事が合わない場合でも大きな問題はないでしょう。
観光
ドバイにはブルジュハリファやドバイモール、パーム・ジュメイラなどの観光地があります。さらに、世界一の超高層ビル「ドバイクリークタワー」や高級複合エリア「ドバイ・クリーク・ハーバー」などが開発される予定です。上記のような観光施設があるため、観光客は増加傾向にあります。「JETRO」によると、2020年の観光客数は551万人、2021年は728万人です。今後、ますます観光業が盛んになることが期待できます。
ドバイの魅力
ドバイの魅力としては、以下の3点が挙げられます。
・住民税や所得税が課税されない
・ビザの種類が豊富で日本人が移住しやすい
・不動産投資で収益を得られる可能性が高い
住民税や所得税が課税されない
ドバイは、不動産投資や会社の事業で得た収入に対して、住民税や所得税が課税されません。日本で課税所得税が4,000万円の場合、所得税の税率は45%で控除額は約479万円です。つまり、1320万ほど所得税がかかります。
別途、住民税が10%かかるので手取りは2300万円。しかし、ドバイでは住民税や所得税がかからないため、税金として支払った1700円は利益として計上できます。
ビザの種類が豊富で日本人が移住しやすい
ドバイには、不動産ビザ・投資家ビザ・就労ビザ・リモートワークビザ・退職ビザなどがあります。日本人はドバイに法人を設立したり、不動産を購入したりするとビザを取得でき、長期滞在が可能になります。
ビザの種類 | 取得条件 | 有効期間 |
不動産ビザ | 100万AED以上の不動産を購入・保有 | 3年・5年 |
投資家ビザ | ドバイに法人を設立 | 3年 |
就労ビザ | ドバイの法人に就職 | 雇用中は継続 |
リモートワークビザ | 月収5,000米ドル以上 | 1年 |
退職ビザ | 一定の条件を満たす55歳以上 | 5年 |
関連記事:ドバイに移住する条件とは|5種類のビザを取得する基準をそれぞれ解説
不動産投資で収益を得られる可能性が高い
ドバイで家賃収入を得る場合、平均利回りは5%〜9%といわれています。利回りとは、不動産の購入費に対して、1年間の家賃収入の割合を示したものです。3,000万円で不動産投資をして利回りが9%の場合、年間の家賃収入は270万です。つまり、月々23万円ほどの家賃収入が得られると、約12年で元が取れます。
ドバイは都市開発により、2040年までに人口が250万人ほど増加するといわれています。人口が増えると空室リスクを下げられますし、不動産の需要も高まるので安定した収益を期待できるでしょう。
参考:Dubai 2040 Urban Master Plan
ドバイに移住を検討している方はJCMEにご連絡ください
「JETRO」によると、ドバイを中心とする中東や北アフリカなどのMENA地域では、人口が過去20年間で55.8%増加しています。2040年にはEUの人口を抜くとしており、さらなる発展が期待できます。ドバイでは都市開発による人口増加に伴い、不動産の価値も高騰していくでしょう。
ドバイの不動産会社「JCME」は、日本人向けの投資物件を多数取り揃えています。今、不動産に投資をすると家賃収入や売却で元を取れる可能性があるので、移住を検討している方はぜひご連絡ください。
まとめ:ドバイは日本人が住みやすいため移住先におすすめ
ドバイとは、アラブ首長国連邦にある7つの首長国のひとつです。治安が比較的安定しているため、日本人が安心して住めるといえます。公用語はアラビア語ですが、英語が話せると不自由はしないでしょう。
ドバイは、不動産を購入するだけで不動産ビザを取得できます。現地会社への就職や法人設立などをする必要がないため、日本人でも移住しやすいといえます。