「子連れでドバイに移住したいけど、子育てしやすいのかな…」と考える方もいるのではないでしょうか?
ドバイは治安がよく、教育環境が整っているため、子育てしやすいといえます。しかし、その詳細を具体的に把握しないと、本当にお子さんに合っている移住先かを判断できないでしょう。
そこで本記事では、ドバイが子育てしやすい理由と子連れで移住するメリット、暮らしやすいエリアを紹介します。本記事を読むと、ドバイの子育て環境がわかるため、後悔しない子連れ移住ができるでしょう。ぜひ最後までお読みください。
子連れでのドバイ移住が問題ない理由
子連れでのドバイ移住が問題ない理由を把握すると、安心して子育てができます。具体的には、以下の4点が挙げられます。
- ・治安が安定している
- ・教育環境がよい
- ・医療体制が整っている
- ・家族ビザを簡単に取得できる
それぞれ順番に解説します。
治安が安定している
ドバイの治安は安定しています。犯罪件数が少ないためです。「DUBAI POLICE」によると、2022年のドバイの人口10万人当たりの刑法犯の認知件数は33.7件です。1,000人当たりに換算すると0.337件になります。
一方、警視庁によると、2022年の日本の人口1,000人当たりの刑法犯の認知件数は4.8件です。ドバイと日本の人口1,000人当たりの認知犯罪件数を比較すると、ドバイのほうが犯罪件数が少ないことがわかりました。ドバイの治安は比較的よいといえます。
教育環境がよい
ドバイの教育環境はよいといえます。UAEは教育に力を入れており、2018年には年間予算の約20%を教育分野が占めました。また、ドバイには624校の私立のインターナショナルスクールがあります。これらの私立校では、STEAM教育の導入に力を入れています。
STEAM教育とは、IT社会に対応できる人材育成を目的とした教育です。問題解決能力や論理的思考力を養うことが可能です。STEAM教育を受けさせると、AIやloTが普及する時代に対応できるグローバル人材に育てられる可能性があります。
参考:UAE|Education budget
医療体制が整っている
ドバイの医療体制は整っています。ドバイには民間・公共合わせて病院が52施設、病床が6,400床あります。約50,000人の医療従事者が暮らしており、人口1,000人当たりの医師の数は2.9人です。
人口1,000人当たりの医師の数は、アメリカが2.5人、インドが0.7人、日本が2.4人です。そのため、ドバイは世界トップクラスの医師比率を誇っています。お子さんが病気やケガをしても、医療体制が整っていないことによる不安は感じにくいでしょう。
参考:ドバイ政府
家族ビザを簡単に取得できる
ドバイでは家族ビザを容易に取得できます。投資家ビザや不動産ビザを取得した方がスポンサーとなり家族にビザを申請できます。在留ビザを保有している方と同じ期間、ドバイに滞在が可能です。
家族はビザを取得するのに、特殊な経歴や専門的な知識・スキルが必要ありません。ただし、スポンサーには4,000AED/月以上の給料、または3,000AED/月+居住費が求められます。
参考:UAE|Residence visa for family members
子連れでドバイ移住するメリット
子連れでドバイに移住するメリットは、グローバルな環境で子育てができることと、税金の支払い分を育児費用に充てられることです。順番に解説します。
グローバルな環境で子育てができる
子連れでドバイに移住するメリットは、グローバルな環境で子育てができることです。その理由としては、以下3点が挙げられます。
- ・公用語がアラビア語と英語
- ・在住者の92%が外国人
- ・インターナショナルスクールの生徒の80%以上が外国籍
ドバイには、英語を日常的に話す環境が整っています。お子さんが英語・日本語のバイリンガルに育つ可能性があるでしょう。
税金の支払い分を教育費に充てられる
ドバイでは税金がほとんどかからないため、納税分を教育費に充てられます。文部科学省によると、大学卒業までにかかる平均的な教育費は7,664,922円です。
日本で所得税・住民税を7,664,922円以上支払っている方がドバイに移住すると、その税金がすべて手元に残ります。ドバイの税制の優遇措置を利用して、育児の金銭的な負担を軽減させることが可能です。
参考:文部科学省|2. 教育費負担
子連れでのドバイ移住のよくある失敗と対策
子連れでのドバイ移住のよくある失敗と対策を紹介します。内容は以下の通りです。
- ・生活費が高いことによる失敗と対策
- ・車の運転ができないことによる失敗と対策
それぞれ見ていきましょう。
お金の使い過ぎによる失敗と対策
ドバイ移住のよくある失敗として、お金の使い過ぎにより生活費が無くなるという事例があります。ドバイの生活費や娯楽費は、日本と比較して高いためです。たとえば、ドバイのお酒の価格は、日本より高額です。
レストランのビール1杯の値段は1,000円〜2,000円、日本酒1合は3,300円〜12,000円ほどします。ドバイで長く暮らすのであれば、日本と変わらない支出で過ごすことを意識しましょう。
参考:JETRO|ジェトロがドバイで日本酒の消費状況を調査
車の運転ができないことによる失敗と対策
ドバイで車の運転ができず生活がしにくい失敗は、度々発生します。ドバイは典型的な車社会です。歩道が設置されていない道路は多々あるため、道の反対側を渡るにも大きく迂回するケースもあります。
また、公共交通機関は東京23区のように全域が網羅されていません。このため、車を所有しないと移動が容易にできない可能性があります。対策として、ドバイで運転免許証を取得したり、立地のよい物件に住んだりしましょう。
ドバイで子育てにおすすめのエリア
ドバイ移住を検討している方は「子育てしやすいエリアはどこだろう…」と疑問を抱いているのではないでしょうか?そこで本章では、子連れでも暮らしやすいエリアを3つ紹介します。
- 1. ドバイヒルズ
- 2. シティウォーク
- 3. ドバイ・クリーク・ハーバー
それぞれ解説します。
1. ドバイヒルズ
ドバイヒルズは、ドバイ国際空港から南方へ車で20分ほどの場所にある高級住宅街です。ゴルフ場や公園を取り囲むように、高級ヴィラや低層アパートメントが建ち並んでいます。
観光客が訪れる場所ではないため、都心部のような喧騒を感じないでしょう。また、ゴルフ場や公園が点在しているエリアなので、中心部に比べて自然が多いことが特徴です。郊外の閑静な住宅街に住むならば、ドバイヒルズがおすすめです。
ドバイヒルズの不動産はこちら
2. シティウォーク
シティウォーク地区は、ドバイのダウンタウン地区の東側に隣接する地区です。中心地まで徒歩20分の立地ながら、観光客が少ないため静かに暮らせます。市内にはセキュリティが巡回しているため、安全性も高い傾向にあります。
また、同地区の物件は、3〜4階の低層アパートメントが中心です。太陽光を遮るような高層マンションがないため、日当たりを確保できます。ドバイの中心地に近く、快適に過ごせる地区ならシティウォーク地区が最適です。
シティウォークの不動産はこちら
3. ドバイ・クリーク・ハーバー
ドバイ・クリーク・ハーバーは、ドバイクリークという河川沿いにある開発中のエリアです。同エリアは、商業施設や文化施設、レジデンスなどで構成されています。開発が終わると、その規模は中心地のダウンタウン地区の2倍になるとされています。
多数の高層マンションが建設されているため、物件からはドバイクリークを眺めることが可能です。将来的にドバイの中心地に成り代わる可能性があるため、不動産への投資を目的とする方におすすめです。
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ドバイ移住に関するFAQ
ドバイ移住に関するよくある質問に回答します。
Q1. なぜ、ドバイに移住する人が多いのですか?
ドバイへの移住者が多い理由には、税率が低いことや不動産投資により利益を得やすいことが挙げられます。
ドバイは所得税や住民税がかからない都市です。事業や株の利確による利益に対して税金がほとんどかからないため、ドバイに移住するほうが得をするでしょう。
また、ドバイは都市計画「ドバイ都市マスタープラン2040」の影響により、地価が高騰し続けています。ドバイに移住して不動産に投資をすると、売却や賃貸などで利益を得られる可能性があります。
Q2. ドバイで永住権を取得できますか?
ドバイでは永住権を取得できません。
ドバイでもっとも長く滞在が可能になるビザは、ゴールデンビザです。
滞在可能になる期間は、5年または10年です。ゴールデンビザを更新することで、10年目以降もドバイに住み続けられます。投資家や専門家、起業家などがゴールデンビザを申請できます。
Q3. ドバイに移住すると年収はどのくらいになりますか?
ドバイに移住しても、年収が増えるとは限りません。
ただし、ドバイ在住の非UAE人の平均年収は750万円、平均世帯年収は1012万円です。一方、日本の平均年収は458万円です。ドバイの法人に就職すると、年収が上がる可能性があります。
また、ドバイは所得税・住民税が非課税で、法人税が9%です。日本との税率の差額分だけ、年収を上げられる可能性があります。
参考:国税庁|令和4年分 民間給与実態統計調査
Q4. ドバイに住んでいる日本人は何人ですか?
ドバイ在住の日本人の数は3,330人です。
また、外務省「海外在留邦人数調査統計」によると、2022年のUAEの日本人の数は4,370人です。
上記から、UAE在住邦人の約76%がドバイに住んでいることがわかります。
参考:在ドバイ日本国総領事館
Q5. ドバイに日本人学校はありますか?
ドバイに日本人学校はあります。
DJS(Dubai Japanece School)と呼ばれており、1980年に「ドバイ及びUAE北部日本人会」によって設立されました。
幼稚園・小学校・中学校の一貫校です。生徒数は130名ほどで、1学年1クラス制です。
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