2021年3月13日、ドバイ政府は「ドバイ2040都市マスタープラン」を発表しました。この発表によりドバイは、2040年までにドバイを「世界一住みやすい都市」にすることを世界に公表しました。そのため、今、ドバイでは都市開発が盛んに行われています。
次々と新しい建物が建設されているドバイですが、どのような建物があるの?有名な建物は?と疑問をもつ方もいるでしょう。今回はドバイの有名な建物を10棟紹介します。本記事を読むと、ドバイの建物の高さや開業日、体験できることなどがわかります。
世界一高いビル「ブルジュハリファ」
2010年1月4日に完成したブルジュハリファは、ドバイにある世界一高いビルです。建設会社はUAE政府系デベロッパー「 Emaar Properties(エマール プロパティーズ)」で、総工費15億ドル、建設期間約6年を経て建てられました。
高さは828mであり、世界で2番目に高いマレーシアのムデカ118(644m)を184mも上回っています。地上206階建ての建物で、一般入場者は154階まで行くことが可能。各フロアには、オフィスや高級住宅、ホテル、ラウンジなどが入っています。
新・世界一高いタワー「ドバイクリークタワー」
出典:Emaar Properties|Dubai Creek Tower
ドバイクリークタワーは、ドバイ・クリーク地区に建設される予定の世界一高いタワーです。完成後の高さは1345mで、ブルジュハリファ(828m)より517mも高いです。ドバイクリークタワーは、イスラム教の礼拝堂に付随するミナレットがモチーフ。塔の上部は楕円形のくぼみがあり、下部にはワイヤーがユリの花のように広がっています。
建設は「 Emaar Properties(エマール プロパティーズ)」と投資会社「ドバイ・ホールディングス」の合同会社が実施しています。ただし、現在は建設が中断されており、再開は未定です。
最高級7つ星ホテル「ブルジュ・アル・アラブ」
ブルジュ・アル・アラブは、世界に2つしかない7つ星ホテルです。海岸から280mほど沖にある人工島に建設されており、ホテルへは一本の橋がかけられています。建築家「トム・ライト」によって設計されたブルジュ・アル・アラブは、アラビアのダウ船の帆を模しています。
ホテルの内部は、天井まで高い吹き抜けのアトリウム。内装は金と白、青で彩られており、ラグジュアリーな印象を受けるでしょう。客室は、すべてメゾネットタイプのスイートです。室内にはリビングやバーカウンター、書斎などがあります。
人工島の楽園「アトランティス・ザ・パーム」
アトランティス・ザ・パームは、ドバイの人工島パームジュメイラにある5つ星ホテルです。このホテルの特徴は、その名の通り、アトランティスを連想させる体験を楽しめることです。付近には、世界最大のウォーターパーク「アクアベンチャー」、イルカと触れ合える「ドルフィンベイ」などがあります。
客室のひとつ「アンダーウォータースイート」では、ベッドルームやシャワールームの窓から巨大水槽で泳ぐ魚を見られます。アトランティス・ザ・パームに宿泊すると、ホテル滞在だけでなくアクティビティも一緒に楽しめるでしょう。
ドバイ最大のモール「ドバイモール」
ドバイモールは、ダウンタウン地区にある世界最大級のショッピングモールです。2008年11月にオープンしたドバイモールは、「Emaar Properties(エマール プロパティーズ)」によって建設されました。東京ドーム24個ほどに相当する約111万㎡の敷地面積に、1,200軒もの小売店や200以上のレストラン、水族館、アイススケートなどが入っています。
なかでもギネス記録にも認定された世界最大の水槽があるドバイ水族館には、3万匹以上の魚が飼育されています。ドバイモールでは、ショッピングとエンターテイメントを同時に体験できます。
エジプト様式のモール「ワフィモール」
出典:WAFI GROUP
ドバイ・クリーク地区にある「ワフィシティモール」は、エジプト様式をモチーフにして作られたショッピングモールです。施設内には巨大なピラミッドや石柱、神殿などが建設されています。ワフィモールは、1991年にドバイで最初のショッピングモールのひとつとしてオープンしました。
同施設の中心には、バグダッドの14世紀のスークに着想を得た「カーン ムルジャン スーク」があり、世界最大級のステンドグラスの窓が設置されています。また、小売店やレストランの他、5つ星ホテルのラッフルズホテルが併設されています。
世界最高層のねじれたタワー「カヤンタワー」
カヤンタワーは、2013年6月10日にドバイ・マリーナ地区に建設されました。地上から頂上にかけて90度ねじれているカヤンタワーは、75階建て、307mの高さを誇ります。このビルは、Skidmore, Owings, and Merrillによって設計され、完成には総工費約10億AEDかかりました。
棟内は居住区で、全495戸の部屋があります。室内は、スクリーンパネルにより直射日光が当たらない設計。ドバイの強い日差しを感じにくいので、過ごしやすいと言えるでしょう。
世界最大の額縁「ドバイフレーム」
ドバイフレームは、2018年1月にドバイのザビールパークにオープンした高層ビルです。高さ150m、幅93m、地上48階建てのドバイフレームは、2019年5月に「世界最大の額縁」としてギネスに認定されました。
屋内には伝統工芸品の展示エリアやお土産スペース、展望台などがあります。展望台の北側には歴史地区、南側にはダウンタウン地区を眺められるでしょう。入場チケットは、大人50AED、子ども20AED、3歳以下は無料です。
世界でもっとも美しい建物「未来博物館」
出典:Museum of the Future
未来博物館は、2022年2月22日にドバイのジュメイラ・エミレーツ・タワーズ・ホテルの隣にオープンした観光施設です。外観は、宇宙船を連想させる楕円形で、外壁にはアラビア文字が刻まれています。高さは78m、全7フロアで構成されており、内部は柱を使わない構造になっています。
その見た目の美しさからドバイのムハンマド首相は、同施設を「世界で最も美しい建物」と明言しました。施設内には、デジタル技術を駆使して作られたアマゾンや、未来のドバイの都市イメージを体験できるブースなどがあります。
世界最大の観覧車「アイン・ドバイ」
アイン・ドバイとは、2021年10月21日にドバイマリーナ地区にオープンした世界最大の観覧車です。観覧車の高さは250mで、1周38分かかります。キャビン数は48台、1度に1750人が乗車可能です。
アイン・ドバイは大人数が乗車しても耐えられるよう設計されています。107本のワイヤーの寿命を伸ばし、負荷をリアルタイムで把握できる技術が導入されています。耐用年数は60年で、30万回の回転に耐えられるでしょう。これらの設計は、ドバイのエンジニアリングコンサルタント「WSP」が担当しました。
まとめ
ドバイには「世界一」「豪華絢爛」「奇抜」な建物が多くあります。世界一高いビル「ブルジュハリファ」や世界最大の観覧車「アイン・ドバイ」のような、観光施設が建設されると、観光客が増加するでしょう。
観光客が増加すると、ドバイの経済成長につながります。経済成長すると不動産の価格が高騰しますが、その前に不動産投資をすると、高い利回りを期待できますし、民泊として貸し出しもできます。ドバイ旅行だけでなく、移住も検討している方は、ぜひこの機会にJCME GROUPにご相談ください。
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