なぜ?リースホールドでは外国人が不動産を購入できないのか?

外国人がドバイの不動産を購入する際は、フリーホールドエリアにある物件を購入することになります。それ以外(リースホールド)のエリアでは物件を購入できません。

なぜ、ドバイにはフリーホールドとリースホールドが存在するのでしょうか?この背景を把握しておけば、不動産購入や移住時にも役立つはずです。今回はリースホールドについて詳しく解説します。

リースホールドとは

リースホールドとは、外国人が不動産所有権を得ることができないエリアをいいます。つまり、不動産を購入することはできず、基本的に賃貸契約しかできません。

政府の政策を進めやすくしたり、UAE国民のアイデンティティ、文化を保護したりするために、このようなエリアを設けています。

リースホールドを中心にインフラ整備、観光施設の開発が行われるケースが多いです。

つまり、リースホールド近くにあるフリーホールドエリアの物件を購入すれば恩恵を受けられるかもしれません。そのため、リースホールドについても少し理解しておきましょう。

代表的なリースホールドエリア

代表的なリースホールドエリアを4つご紹介します。

デイラ

デイラは伝統的な商業・居住エリアです。ドバイクリークの北側に位置し、空港からも近いため、古くから商業、居住の中心地として栄えてきました。

ウォーターフロントに面した建物では、オーシャンビューが楽しめます。

2022年からウォーターフロントに位置する人工島ドバイ・アイランズの開発が進んでいます。

リゾート、ウォーターパーク、ショッピングセンターなどの新たな観光・居住施設が建設されています。また、ドバイ最大級のショッピングセンターデイラモールを建設するという話題にもあがりました。
(※ドバイ・アイランズの計画変更で、デイラモールが完成する時期は未定となっています。)

バール・ドバイ

バール・ドバイは歴史的建造物が残る旧市街地区です。

ドバイ博物館など伝統的な文化施設が残っています。素朴ながらも美しい外観は観光客の目を引き、オールドドバイの文化遺産を実感させてくれます。

ドバイ経済観光局がバール・ドバイを観光地として勧めているため、常に多くの観光客で賑わっているエリアです。

2025年6月に道路交通局(RTA)は7億8,600万ディルハムを投資して、バール・ドバイと諸島を結ぶ橋を建設することを発表しました。海上の交通網を整備することで、より魅力的な地区を目指しています。

アル・カラマ

アル・カラマはUAE国民の居住区で、アイデンティティ保護を目的として整備されている地区です。

スーパーやアパレルショップがあり、値引き交渉が盛んに行われるなど、UAE国民の暮らしを垣間見ることができます。ドバイメトロのアル・カラマ駅で移動もできて暮らしやすいです。

2025年、スーパーブロック構想が発表されてアル・カラマは歩行者天国になります。また、1億9000万ディルハム相当の造園工事で30万本の植栽を植えると発表されるなど、UAE国民の生活を豊かにする構想が練られています。

アル・ラシディヤ

アル・ラシディヤはドバイ国際空港の南側に位置し89号線近くのエリアです。幹線道路の改良工事が進められており、空港方面に向かうD89号線の利便性がさらに向上する見込みです。

メトロも利用でき、戦略的な立地を維持するためのエリアとなっています。

まとめ

リースホールドエリアは、政府の政策を進めやすくしたり、UAE国民のアイデンティティ、文化を保護したりするためのエリアです。

インフラ整備、観光施設の開発が行われます。つまり、リースホールド近くのフリーホールド物件を購入すれば、恩恵を受けられる可能性があります。

ぜひ、これらの情報を踏まえながら、どこの不動産を購入すべきかを考えてみてください。JCME GROUPでも相談に乗っているため、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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