ドバイ不動産は暴落する?不動産価格データから考察

ドバイ不動産投資を検討する際、暴落のリスクを心配される方も少なくありません。実際、インターネット上で「ドバイ不動産 暴落」と検索された経験をお持ちの方もいるのではないでしょうか。

そこで今回は、ドバイ不動産は暴落するのかについて考察します。実際の不動産価格データや具体的な事例を踏まえてご紹介しますので、投資を検討される際の判断材料としてお役立てください。

ドバイ不動産価格は暴落するのか

出典:DXB「The World’s Only Open-Access Real Estate Intelligence Platform」

結論からお伝えすると、2018年にドバイの不動産価格は約30%下落しました。2016年から2018年までドバイの不動産価格は暴落、急騰など不安定でしたが、その背景には、2017年6月のカタール断交があります。カタール富裕層が購入していた不動産が一斉に売却されて不動産価格を押し下げました。このような不動産価格の下落を地政学リスクと呼びます。

ドバイにはマスタープラン(都市のビジョン)があります。1960年代に初のマスタープランが策定されて以降、時代と共に内容が変わりました。

<マスタープラン>
1960年~1980年 都市のインフラ整備
1990年~2020年 石油依存からの脱却
2021年~    国際都市としての成熟、人口増加

2020年以前は外資企業や人の誘致に積極的に取り組んでいたとは言えず、ドバイ不動産も供給過多の状態で不動産価格が低迷した時期がありました。この頃、ドバイ不動産価格が暴落したとニュースで報道されることもありました。

ドバイ国際博覧会が大成功した翌年には、ドバイの不動産価格は前年比72.4%も上昇し、世界の富裕層から注目を浴びるようになっていたのです。

【2020年頃】ドバイ不動産価格が暴落した事例

ドバイ国際博覧会が大成功を収め、不動産価格が高騰したことをお伝えしましたが、その一方で暴落したオフプラン物件も存在します。代表的な例として DAMAC Towers が挙げられ、建設開始から完成に至るまでに、不動産価格は約30%下落しました。
この物件が暴落した要因としては、主に次の3点が考えられます。

  • 4つのタワーで構成されており、供給数(2000戸)が多かったこと
  • 周辺にホテルや民泊施設が密集し、需要を上回る供給状態となったこと
  • ドバイ万博を見越して強気の価格設定が行われたこと

以上の背景から、不動産価格が全体的に高騰しているからといって安易に投資するのではなく、物件を見極め、慎重に選んでください。

今後ドバイ不動産は暴落することはない?

ドバイの不動産市場全体が暴落する可能性は低いと考えられますが、一時的な価格調整が入る恐れはあります。価格調整とは、不動産価格が急激に上昇した際に、需給バランスや経済環境の変化に応じて価格が下方修正される現象を指します。

暴落に至ることは想定しにくいものの、最大で15%程度の下落、価格調整が発生する可能性は否定できません。ドバイニュースでは、格付け機関フィッチが、ドバイの不動産価格は好況の後、二桁の下落に直面する可能性が高いと予測していると報道しています。そのため、不動産価格の調整を十分に考慮しておきましょう。

まとめ

ドバイ不動産は、過去にUAEとカタールの断絶があり、カタールの富裕層が保有していた物件を一斉に売却したことで価格が押し下げられ、暴落を経験しました。しかし、その後、両国の関係は回復。

2020年以降、ドバイ国際博覧会が成功し、ウィン・リゾートやディズニーリゾートのオープン決定といった大型プロジェクトが追い風となり、不動産価格は急上昇しています。こうした背景から、現在ドバイ不動産は世界中の富裕層から大きな注目を集めています。

ただし、すべての物件が値上がりしているわけではなく、一部では価格調整が入る可能性も否定できません。こうした市場の特性を理解したうえで投資に臨んでみてください。JCME GROUPはドバイ不動産投資のサポートを行っているため、ぜひお気軽にご相談ください。

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