米国の統合型リゾート企業のウィン・リゾーツ・リミテッドが、ラアス・アル・ハイマ首長国でカジノリゾート施設をオープンすると発表しました。
来年から建設工事が行われ、2027年にカジノリゾートがオープンする予定となっています。
ラスベガスのカジノリゾート施設を超える統合型施設になる予定となっており、不動産投資にも大きな影響を与えることでしょう。
今回はドバイのラス・アル・ハイマ首長国でオープン予定となっているカジノリゾート施設「ウィン・ラアスアルハイマ」について解説します。
カジノリゾート「ウィン・ラアスアルハイマ」とは
出典元:『ウィンリゾート公式ホームページ』
2022年11月に米国の統合型リゾート企業ウィン・リゾーツ・リミテッドが、ラアス・アル・ハイマ首長国にカジノリゾート「ウィン・ラアスアルハイマ」をオープンすると発表しました。カジノリゾートの建築設計などは2023年初めに公開される予定です。
同社のCEOのCraig Scott Billings氏によると、ウィン・ラアスアルハイマの開業予定時期は2026年。
周囲が水で込まれた陸地で人工的に作られた島(約25万㎡)に、1,000室以上の客室がある高級ホテル、ショッピングモール、スパ、レストラウン、カジノがある統合型リゾートがオープン予定です。
同社は5つ星カジノホテル「ウィン・ラスベガス」を運営している企業で有名です。ウィン・ラアスアルハイマは、多くの人を魅了するウィン・ラスベガスよりも規模が大きなカジノリゾートになると発表され大注目を浴びています。
ドバイ近郊でカジノリゾートを計画中のウィンリゾーツとは
同社が運営するリゾート施設「ウィン・ラスベガス」は、フォーブス誌旅行ガイドにて5つ星を獲得しました。人気の秘密はラグジュアリー体験ができること。
カジノやショッピングが楽しめるだけでなく、水上のダイナミックショー「ルレーブ」を鑑賞でき、セレブ気分が味わえると世界の人を魅了しているのです。
同社が中東エリアにカジノリゾート施設を計画するのは初であり、大きな話題を集めています。
カジノリゾート施設ウィン・ラアスアルハイマの狙い
出典元:『ウィンリゾート公式ホームページ』
ウィン・リゾーツ・リミテッドのCEOであるCraig Scott Billings氏は、ドバイで時間を過ごす中で観光客の多さに驚き、カジノリゾート施設を計画することで市場開拓ができると閃いたのです。
Craig氏が述べるようにドバイの海外宿泊客は、2022年上半期だけで712万人となり前年比183%という大幅な増加を記録しました。
世界のハブになっているドバイは、多くの人が来訪しており、この市場を狙うためにカジノリゾート施設ウィン・ラアスアルハイマを開業することを決意したのです。
2022年の第3期決算でCraig Scott Billings氏は「このプロジェクトは非常に高いリターンが得られる機会である」と述べています。
カジノリゾート施設ウィン・ラアスアルハイマで見込める影響
出典元:『ウィンリゾート公式ホームページ』
ドバイのラアス・アル・ハイマ首長国にカジノリゾート施設が完成したら、多くの観光客が見込めます。なぜなら、カジノを軸に地域振興を図った都市に関する研究結果で、カジノリゾート施設を目的に観光する客が多いためです。
上記の図は、カジノリゾート施設があるラスベガスの訪問者の推移です。毎年、観光客数が伸びています。そして、観光客数の約8割がリピーター顧客となっています。
また、観光客の属性が高学歴で高所得であるのです。そのため、ラアス・アル・ハイマ首長国にカジノリゾート施設が完成したら、観光客が増えていくと予測されています。
属性の良い観光客のため、ドバイでビジネスを始めたり不動産投資を始めたりすれば、その恩恵が受けられます。つまり、2026年度のリゾート施設の開業に向けてビジネスを検討していくと収益が見込みやすくなります。
参考文献:『流通科学大学論集 カジノ都市と韓国のグローバル化-ラスベガスの事例-』
まとめ
今回は、ラス・アル・ハイマ首長国のカジノリゾート施設プロジェクト「ウィン・ラアスアルハイマ」について解説しました。このプロジェクトを計画しているのは、フォーブス誌旅行ガイドにて5つ星を獲得したカジノリゾート施設「ウィン・ラスベガス」を運営しているウィン・リゾーツ・リミテッドです。
2027年にウィン・ラアスアルハイマすれば、多くの観光客がドバイに訪れるため、ビジネスを計画すれば恩恵が受けられます。
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