ドバイはアラブ首長国連邦の首長国のひとつ。7つの首長国の王族や人口、産業を紹介

ドバイはアラブ首長国連邦を構成する7つの首長国のひとつです。富裕層が注目する首長国であり、世界中から起業家や労働者層が集まります。そこで経営者にとって気になるのが、ドバイや他の首長国の特徴です。今回は、ドバイの人口推移や主要産業、税制、観光地などに加えて、ドバイ以外の6つの首長国の概要を解説します。
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アラブ首長国連邦の構成国「ドバイ」はどんな国?

ドバイは、アラブ首長国連邦を構成する首長国のひとつ。アラブ首長国連邦の経済の中心です。ドバイは、アラビア湾やアブダビ、シャルジャに囲まれています。面積は35平方キロメートル、人口は約348万人です。アラブ首長国連邦の首長国は、それぞれ異なる王族によって治められており、ドバイはマクトゥーム家に治められています。

人口推移

2021年度のドバイの人口は約348万人です。このうちUAE市民は約27.8万人、外国人は約320万人です。1980年にはドバイの人口は27.6万人でしたが、2010年には約190万人、2020年には341万人になりました。2010年〜2020年の人口推移は、毎年5%〜10%ほど増加しています。また、2021年3月13日にドバイ政府が都市開発計画「ドバイ都市マスタープラン2040」を発表したことにより、ドバイの人口は2040年までに580万人まで増加すると予測できます。
参考:ドバイ政府
関連記事:ドバイの人口は約348万人。ドバイの人口推移が右肩上がりな理由

主要産業

2022年度のドバイの産業別GDPは、以下の通りです。

業種 GDP割合(2022年度)
卸売・小売・修理業 23.6%
輸送・保管 11.9%
金融・保険 11.2%
製造 9.3%
不動産 9.1%
建築 6.1%
宿泊 5.4%
その他 23.4%

ドバイの主要産業は、卸売・小売・修理業です。ドバイは原油量が多くありません。原油を主要産業にすると、経済状況が原油価格に左右されることから、原油に依存しない産業構造になっています。
参考:Dubai Statistics Center
関連記事:ドバイの主要産業とは?GDPの構成比・推移から、今後伸びる産業を予測

税制

ドバイでは、所得税・住民税は非課税です。しかし、以下のような税金は支払わなければなりません。

税制 税率
法人税 9%
関税 5%
消費税(VAT) 5%
飲食料・宿泊料 10%

2023年度からドバイでは、法人税9%が導入されます。課税対象の法人は、年間所得1,163万以上の国内企業のみです。さらにドバイで事業をするには、法人税とは別に法人手数料を年1回、約100万円支払う必要があります。
関連記事:ドバイは無税の国?最新の法改正を含めて仕組みをわかりやすく解説!

観光地

ドバイには「世界一」の観光地が数多くあります。ブルジュハリファは、世界一高いビルですし、パームジュメイラは世界一大きな人工島です。ドバイには、他にも以下のような「世界一」があります。

施設名 概要
ドバイ・ファウンテン 世界最大の噴水ショー
ドバイ・モール 世界最大のショッピングモール
ドバイフレーム 世界一の額縁
ミラクルガーデン 世界最大の垂直庭園
スキー・ドバイ 世界一の屋内スキー場
ドバイ・アイ 世界最大の観覧車

アラブ首長国連邦を構成するドバイ以外の6つの首長国

アラブ首長国連邦には、ドバイ以外に6つの首長国があります。今回は、各首長国の面積や人口、王族、産業などを解説します。

アブダビ

アブダビは、ナヒヤーン家が治める首長国です。アラブ首長国連邦の政治の中心となっており、ナヒヤーン家が代々アラブ首長国連邦の国家元首を努めています。アブダビの面積は67,340平方キロメートル、人口は約300万人です。面積はアラブ首長国連邦の8割を占めます。最大産業は鉱業で、GDPの割合は35,9%です。アブダビで鉱業が盛んな理由は、油田開発が行われているためです。2014年には鉱業がGDPの50%を占めていたので、産業は多角化している傾向にあります。

シャルジャ

シャルジャは、カーシミー家が治める首長国です。面積は2,590平方キロメートル、人口は141万人。アブダビとドバイにつぐ、面積と人口を有しています。他の首長国と比べて、イスラム教の戒律が厳しく、アルコールの販売や飲酒、保有を禁止されています。主要産業は不動産・ビジネスサービス業や製造業、貿易・小売業など。不動産業が盛んな理由は、ドバイと比較して不動産価格が安価なことだと推測できます。シャルジャには、ドバイの出稼ぎ労働者が多く住んでいるため、ベッドタウンとしての役割があります。

アジュマン

アジュマンは、ヌアイミー家が治める首長国です。面積は259平方キロメートル、人口は50万人。アラブ首長国連邦で面積はもっとも小さいですが、人口密度はもっとも高いことが特徴です。主要産業は漁業とダウ船の造船業です。ついで建築業や不動産業、サービス業などが続きます。近年は、アジュマン政府が観光業に力を入れており、ホテル建設やリゾートの誘致などを実施しています。

ウンム・アル・カイワイン

ウンム・アル・カイワインは、ムアッラー家が治める首長国です。面積は720平方キロメートル、人口は5万人。アラブ首長国連邦のなかで面積が2番目に小さく、人口はもっとも少ないです。最大の産業は漁業です。アラブ首長国連邦の給油源になっている他、中東地域やヨーロッパにも輸出されています。ウンム・アル・カイワインの元々の主要産業は、漁業や真珠採取、農業でしたが、近年では軽工業も盛んになり、産業が多角化されてきました。

フジャイラ

フジャイラは、シャルキー家が治める首長国。面積は1,580平方キロメートル、人口は23万人です。元々はシャルジャの一部でしたが、1952年に独立し、1971年にアラブ首長国連邦の構成国になりました。オマーン湾沿いに位置しており、港町はアラブ首長国連邦の主要港としての役割があります。産業としては、鉱業や製造業、卸売・小売・製造業などが主要です。石油や天然ガスは産出されていませんが、セメントや鉄鋼などの鉱物資源が豊富にあります。

ラス・アル・ハイマ

ラス・アル・ハイマは、カーシミー家が治める首長国です。面積は1,684平方キロメートル、人口は35万人。アラブ首長国連邦の最北端にあり、北側にオマーンの飛び地、南側にウンム・アル・カイワインがあります。主な産業は、製造業や卸売・小売・修理業、行政サービス業です。同首長国のセメントや大理石、タイルなどの工場は、製造業の発展を支えています。

まとめ

アラブ首長国連邦は、7つの首長国から構成されています。ドバイはアラブ首長国連邦を構成する首長国のひとつで、経済の中心として発展しました。今後、住民税や所得税がかからないことや都市計画により人口が増加することもあり、ドバイは発展し続けるでしょう。

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